約束のネバーランド第145話「それぞれの」(2019年8月5日発売の週刊少年ジャンプ36・37合併号掲載)のネタバレや考察・感想をご紹介していきます!
なお、こちらの記事では約束のネバーランド最新話に関する情報を若干の画バレありで週刊少年ジャンプ発売当日〜翌日に毎週更新しています。
※約束のネバーランド第144話「助けて」のネタバレ考察や感想はこちらの記事にまとめていますので、まだチェックしていない方はチェックしてから当記事をご覧になることをオススメします!
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約束のネバーランド145話「それぞれの」ネタバレと伏線考察
『ノーマンを止めに、急ごう王都へ!!』
先に出立したノーマン達を追いかける形で王都に向けて出発するエマやレイ達と、ドンギルダにソンジュとムジカ達。
「いいか、俺達のデッドラインはノーマンが王・貴族を殺し尽くすまで」
レイはエマに告げます。
王都の鬼全員への大虐殺も止めないとならないが、それ以前に鬼側の王や貴族を殺すことは政治機構をなくすこと。
そうなると、交渉相手が失うということ。
「そうなれば和平の道は絶たれる。戦争も混乱も止められないってことだよ」
周りの兄弟たちは意味がいまいちわかっていませんでしたので、エマが補足します。
ノーマンは王・貴族の集まる儀祭(ティファリ)のタイミングで彼らを殲滅するつもりでいる。
どれだけ遅くても、その前に間に合ってノーマンを説き伏せないと、エマたちにとっては最悪なシナリオが待っている。
王都まで普通に歩いて行って5日かかる。
エマレイの足で危険度外視で近道を急いでも3日。
「まって、今11月7日の午後。ティファリまで実質あと2日半だよ?」
急げばぎりぎり間に合うとふんだレイですが、正確な時間をアンナが指摘する。それはぎりぎりアウトでした。
何とか間に合っても戦禍の真っ最中で、エマやレイも戻って来たばかりで本調子かも疑わしい。
少々レイの計画にも無理があるかもと、冷や汗をかいて押し黙る。
「いた!エマ!!レイ!!」
手詰まり感があった中、ちょうど弟妹がエマとレイを呼びに来ました。
呼ばれた先には、馬にまたがったオリバー・ザック・ナイジェル・ジリアンの4人がいました。
「乗れ!!」
彼らはエマたちが留守の間に付け焼刃と前置きしつつも乗馬を会得したのでした。
馬の脚ならもっと早く王都へ行ける。
彼らが一緒に最大速度で送り届けると申し出てくれました。
「でもなんで…みんな…特にジリアン、いいの?鬼まで救うのには反対だったんじゃ…」
エマは一つの疑問をジリアンに投げかけます。
『鬼よりも仲間やエマが大事。仲間が守りたい』と以前、反対派にいたはずでした。
「まぁね。私は鬼を殺すわよ。仲間に危害を加える鬼(てき)は全部。」
「でも、友達(ノーマン)を助けたい友達(エマ)を助けたいの。私も」
ジリアンは困ったような顔で、ほほ笑みます。
その言葉に、レイもエマも同じように眉根を下げながらも、口元を笑みの形に変える。
「さあ、おしゃべりは終わりだ。とばすぞ!」
「友(ノーマン)の元へ!!」
オリバーの合図で、王都へ向けて全速力で馬をかけらせるのでした。
―そのころのノーマン達―
ノーマンから放っていた伝書フクロウが、シスロの肩にとまる。
「物見からの報告だ。王都軍は着々と偽の地点へ向かっている。
そんで各領から出発した五摂家の親族車両も全て予定通り儀祭(ティファリ)当日朝に到着するってよ」
「上々だな」
シスロの報告にそう返すノーマン。
「ヴィンセント、例のアレは?」
「完璧だ。間に合った持ってきたよ。あとで確認してくれ」
「よっしゃ‼計画はバンジぬかりなしだ!!」
「万事な」
バーバラの言い間違いを訂正するシスロ。
ーそして、時同じくして留守番のアジトの仲間たちの会話ー
「けど、ぬかりねぇ時ほど危ないんだ」
「ああ、ルーカスがよく言っていた」
ヴァイオレットの言葉に同意するポーラ。
ユウゴも言ってたと補足する弟妹達。
思い返すと少々急いでいるようにも感じると率直な感想を述べるナイアに、ノーマンに限ってそんなことはないと思うと考えこむGF組。
「私たちが鬼に姿を見られたあの件が理由にあるんだろうけど…」
アンナは、以前共に潜入した農場でエマが捕まってしまったことを思い浮かべます。
「それだけかな。」
「それだけがこんな急いでる理由なのかな」
アンナの言葉に、気になることを重ねてきたのはサンディでした。
ー場面変わり、ノーマン達に戻るー
計画に抜かりなく、薬も飲んでいるし予備も持っている。
順調な時ほど用心だと言うノーマンに、シスロやヴィンセント、バーバラはお礼を述べるのでした。
言葉はないけれど、ザジもきっと同じ気持ちで。
ここまで生きてこれたのはノーマンのおかげだと。
ノーマンのおかげで世界を変えられると。
自分たちに残された時間は多分少なくて、残りの命が短いことも理解している4人。
「俺たちはここで果てても、新しい世界、その先へボスや他の食用児(こどもたち)が行ける。それが俺達の何よりの願いで希望なんだ」
少し、悲し気に微笑みながらもその意思に迷いはない様子の4人。
そんな自己犠牲の覚悟に、ノーマンは『馬鹿を言うな、無血で勝利する』と返します。
誰一人戦死は許さない、と。
「僕達は新しい世界をつくる。そして見るんだこの目で」
「僕たちは自由だ!!今こそ1000年の苦しみを終わらせるぞ!!」
ノーマンはボスとしての求心力で、仲間たちの士気を高めました。
そして。その後一人夜の星空を見上げています。
彼の表情は、部下たちに見せる険しいものではなく、やさしい、GF時代のノーマンの表情になっていた。
空を見上げ思い浮かべたのは、GFハウスに、無邪気に笑うエマに、いつもの木陰で本をよむレイ。
二人がノーマンの名を呼びかける。
再会してからのエマの言葉を思い出す。
『友達(ムジカ)を殺さなきゃ生きられない未来なら、私はもうきっと笑えない』
『ノーマンも全部話してよ』
『一緒に生きよう、ノーマン』
懸命に寄り添おうとしてくれたエマ。
「レイ…エマ…」
「…っつ!」
郷愁にかられたような表情でつぶやくノーマンでしたが、その直後、彼に耐えがたい頭痛が襲い、頭を抱えます。
またか…と心の中で思いつつ、せきこみながら膝をつき、何とか発作をやり過ごすノーマン。
でしたが、口を覆っていた手のひらには、べったりと着いた鮮血が、ただ事ではないことを物語る…
『ごめんね』
その手のひらを見つめ、ノーマンは悲しげにつぶやくのでした。
そうして時が過ぎ、2047年11月10日。儀祭(ティファリ)当日を迎えました。
準備はつつがなく済み、王都に貴族たちは集結し、城下町の鬼の住人達は、お祭り騒ぎで盛り上がっています。
大人も子供も皆、楽しそうに。
「さあ、始めよう」
そんな中で、爆発を皮切りにノーマン達の攻撃が始まる。
王都での決戦が皮切られたところで、第145話が終わります。
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伏線?ポイントを考察
ノーマンにもΛの発作があったのですね。
『友達(ムジカ)を殺さなきゃ生きられない未来なら、私はもうきっと笑えない』
『ノーマンも全部話してよ』
『一緒に生きよう、ノーマン』
といったエマの言葉全部に対しての「ごめんね」だったのでしょうか。
ムジカも殺すし、本当のことは全部話せない。そして、一緒に生きられない。
その表れだったんですかね。
急いでいたのはラムダ出身の者たちがノーマン自身も含め命の時間がなかったから。
「ぬかりないときこそ危ない」
フラグが思いっきり立っていたのできっと計画はどこかで破綻してしまうのかなとありありと思わせる演出でしたね。
そのほころびは鬼達の応戦だけではなくムジカ達であり、エマたちであり、なのかな。
みんながみんな、相手のことを思い同じような表情で話していたのが気になります。
清濁併せ吞むといった感じ。晴れ晴れとは語れない…ですよね。
それがこの問題の難しさなんだろうなとおもいます。
Λの発作をなす特効薬があればいいのにと思いますが、どんなものなのでしょう。
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約束のネバーランド145話感想
ノーマンの吐血にガックリした145話でしたが、ネット上での感想はどうだったのでしょうか?一部ご紹介しますね!
ノーマンは死ぬしかないと思ってたが、この展開は逆に死亡フラグ回避な気がする。#約束のネバーランド#wj36・37
— 徳本貴紀 (@takahashi_kenta) August 6, 2019
#wj36#wj37#約束のネバーランド
おまけの「」が可愛かったw
上手いのが祭に無邪気に楽し気な子どもの鬼を出してる所
「お前らにとっては敵だけどこいつらそれとは関係なく社会を築いているんだよ」
というのが表されてて面白い
客観視というか二つの立場を描くのが上手い漫画だよなあと改めて実感— うえびれ 健全 (@lRqTp5VaQxTyblu) August 4, 2019
【約束のネバーランド】ノーマンが非情、というよりも妙に急いでいたのは自分自身のタイムリミットが迫っていたからか。ベタだけどこういうのに弱い。 #WJ36
— 金銀パール (@kinginpl) August 5, 2019
#wj36 #約束のネバーランド
うーん、ここまで来ちゃうとノーマン救えなそうな感じがあるな。でもノーマンを犠牲に平和を勝ち取るっていうのは、ハウスの時と同じ「負け方」だから救ってもらいたい— きょうりゅう (@kyoryujpwt) August 8, 2019
【約束のネバーランド】
いかにクソだろうが社会を統治できる能力のある者を残すというエマたちの判断は正しい。某世紀末救世主みたいに暴力で支配する統治者を後先考えずにぶち殺したところで、別の暴力に支配されるだけだからな。#wj36— 🚮 (@recyclebin5385) August 6, 2019
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週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号の掲載順をご紹介
36・37合併号はこのような掲載順になっていました。
上から
・ONE PIECE(巻頭カラー)
・鬼滅の刃
・約束のネバーランド
・Dr.STONE
・ブラッククローバー
・Fけん(読み切りセンターカラー)
・ハイキュー!!
・呪術廻戦(センターカラー)
・ぼくたちは勉強ができない
・僕のヒーローアカデミア
・チェンソーマン(センターカラー)
・アクタージュ
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・最後の西遊記
・サムライ8
・神緒ゆいは髪を結い
・トーキョー忍スクワッド
・ふたりの太星
・ビーストチルドレン
作者コメント欄
で、19作品になっています。
『約束のネバーランド』今週の掲載順番は3番目です。
ここ5週の掲載順番は『3番、2番、11番、4番、5番(最新号から)』ですので、平均は一つ上がり5番です。
順位だけで言うともう少しで名実ともにジャンプのトップになれる日も遠くないかもしれません。
コミックス15巻が2019年8月2日(金)発売になりました。
15巻のサブタイトルは『“入口”へようこそ』。125話「噓吐きの同盟」から133話「あそぼ」までの9話分収録です。
本誌掲載分よりもずっと美麗に改変された絵に、単行本にのみ収録されている番外編カットも楽しい。
みんなの日常や鬼側のオフショットが描かれているのも楽しいです。
15巻巻末にありましたが、すでに16巻の発売日も決定しているようで、
約束のネバーランドコミックス16巻は2019年10月4日(金)発売予定です!!
「約束のネバーランド」アニメ2期も制作決定ですね!
2020年公開予定ですので、ちょっと先になりますが・・・ワクワクして待ちましょうか。
アニメは終わってもラジオは続いたり、何かしら動きはアリそうですので随時追いかけてみようと思います。
公式Twitterでメディア系情報が続々出ています。
詳細気になる方は公式ページをチェックです。
公式Twitterピックアップツイート!
2018年4月からスタートした『約束のネバーランド』公式Twitterから気にあるツイートをピックアップ!
【WJ36・37合併号 裏・目次コメント】
今週は白井カイウ先生!
「ビンゴがね~弱いんですよ。私。全然穴があかなくて。またはいっぱいあいても繋がらなくて。ほぼドベかドベ2です。次号本誌約ネバ巻頭です。その見開きカラーがまたベラボーに素敵ですのでお盆明け19日も是非皆様お楽しみに。<カイウ>」— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) August 6, 2019
まとめ
ノーマンも発作を患っていたんですね。特別枠っぽかったから免れているのかなと思っていたが、やはりΛの食用児なんですね。
でも仲間にも隠してる様子です…
吐血するくらいだから皆よりも重い感じがするし、計画を急いでいる理由がここで判明しました。
エマたちの活躍で、ノーマンの命も何とか救ってもらいたいと心から思います。
(ムジカの(血の)力で発作が無効化できないかとおもってみたり)
革命を求める戦いが始まってしまいました。
クライマックスまで待ったなしの印象。テンポよく進めば30巻満たないくらいで終わってしまいそう…
今回は合併号なのでお次はお盆明けです。
ドキドキしながら待ちましょう。
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