約束のネバーランド第49話「教えて」(2017年7月31日発売の週刊少年ジャンプ35号掲載)のネタバレや考察・感想をご紹介していきます!
なお、こちらの記事では約束のネバーランド最新話に関する情報を若干の画バレありで週刊少年ジャンプ発売当日〜翌日に毎週更新しています。
※約束のネバーランド第48話「二つの世界」のネタバレ考察や感想はこちらの記事にまとめていますので、まだチェックしていない方はチェックしてから当記事をご覧になることをオススメします!
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約束のネバーランド49話「教えて」ネタバレと伏線考察
ソンジュに教わった通りに、かつ適当にこしらえても美味しくできるレイに、エマもドンも、彼の万能さが料理の腕でも発揮されていることに悔しく思います。
弟妹達に火の使い方を教えてくれたムジカ。
温かななべを囲んで、エマはしみじみ思います。
「ごはんがおいしいって、幸せだなぁって」
あれから3日が経ちました。
迷路をつたい、遠回りですが安全に、目的地まで進んでいます。
ソンジュとムジカに、エマ達が目指す座標「南東の方に行きたい」事を伝えると、森を北側から抜けて回り込んだ方が良い、とアドバイスするソンジュです。
その理由はこうです。
・このまま南東に真っ直ぐ進むと、森を出た後に2度、野生鬼の縄張りがあるから危険。
・遠回りだけど北からまわれば荒野があるだけで、“鬼”の集落もない。
からでした。
5日もあれば森を抜けられ、そのあと1日歩けばエマ達の目的地にたどり着けるので、ムジカとソンジュは、その期間中に外を生き抜く手段を教えてくれることとなります。
この森を抜けて、外で生きていくのに料理や採取、薬草のなどの最低限の知識を。
狩りをする技術を。
限りある時間ですが丁寧に教えてくれるのでした。
エマは覚え立ての弓も見事に的に命中させる学習能力の高さです。
ある所まできたら、一度地上に出て川を渡らなくてはならないそうなので、危険が無いかソンジュが見回りに出ようとする所で、エマが声をかけます。
「ソンジュ、地上行くの?」
「ああ」
「じゃあお願い私も連れて行って」
エマは、無茶もしないし邪魔にならないようにするからとお願いすると、ソンジュは自分と馬(?)から離れないようにと約束させ、帯同することを許可しました。
ソンジュに連れられ、出た地上の川の前に来ています。
「川自体は水深も浅い。水は冷たいが歩いて渡れる。問題は追手だ」
「近くに追手はいないか、いたらどう逃げるか」
「わかった。探すし考える」
二人は辺りを見回し警戒しますが、幸いにも追手はいなさそうなので、一安心します。
「それで?お前の目的は?」
聡いソンジュは、エマの下心も見抜いてそう問いかけます。
『気分転換や下見がしたくてついてきたわけじゃないだろう』と。
決心したように、きゅっと唇を引き結んでエマは肯定します。
「教えて欲しくて…」
「何を?」
エマの言い分はこうでした。
この3日間で、料理や食べられる植物や薬草の知識、弓や槍の使い方を教わりましたが、「自分で捕っていない」と。
あと2日間、二人をお別れする前に、出来るようになっておきたいと思ったこと。
今まで、ハウスにいた頃からずっと、誰かが用意してくれていた食事を当たり前に食べていました。
「-けれど。肉も魚も野菜も果物も、命はこの先ちゃんと自分で捕って食べられるようにならなきゃいけないんだ」
「動物を捕って殺して食べる方法。狩りの仕方を教えてください」
そう気付かされたエマは、改めてソンジュに狩りの実践を教わりたいと願い出るのでした。
森の中、上空を飛ぶ1羽の鳥。エマはそれに狙いを定めて、ソンジュの指導の下弓矢を放ちます。
見事に矢は命中し、その鳥を捕らえることに成功します。
「あたたかい……まだ生きてる」
「上手く仕留めた。次は儀程(グプナ)だ」
「グプナ?」
ソンジュの耳慣れない言葉に、エマは聞き返します。
ソンジュの手にあったのは、エマにとってはトラウマものの、コニーの胸に刺さっていたあの植物でした。
「それ・・・」
「気をつけて持て。ヴィダという吸血植物だ。どこにでも自生している。これを獲物の胸に射せ」
明らかに戸惑っているエマに、ソンジュは説明を続けます。
ヴィダを射すと血抜きになり、肉も長く持つので必要な行程だと言います。
「生きている内に射すの?」
「そうでなきゃ血抜きにはならん」
「大丈夫だ気絶している。苦痛はないよ」
「………見たことがあったのか」
「うん………」
エマの戸惑いは初めての狩りに対してのことではな狩ったのだと心情を慮ったソンジュは、躊躇いがちに口を開きます。
「そっか…この花…生きてる内に…」
ヴィダを手に持ち、エマは死んでいった兄弟達のことを思います。
『コニー、ハオ、セディ…皆……』
『ノーマン……』
「痛い思い…してないといいな。怖い思いもしてないといいな……」
「………」
「やめておくか?」
ソンジュはエマにそう聞きますが、エマは大丈夫。と祈りを捧げて、仕留めた獲物にヴィダを射します。
「ありがとう、ソンジュ」
彼の思いやりに感謝しつつ、自分の力で狩りをやり遂げたエマは、皆の元に戻る道すがら、考えます。
食べられたくない。生きたい。
でも、私達だって食べてきた。この先も食べなければ生きていけない。
『食べなければー』
思い浮かぶのは、ヴィダが花開くノーマン達の姿…
「どうした、エマ?」
色々と考えたエマの瞳は、どこか達観したものとなっていました。
「まーたお前は一人で!」
地下に戻ったとき、レイだけはエマの変化に気がつきます。
怒りつつもレイはエマの頭をくしゃくしゃっとしながらも、彼女を気遣います。
「うまいメシをつくろう。川を渡って明日も歩くぞ」
森の出口がすぐそこまで来ている所で、第49話がおわります。
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伏線?ポイントを考察
伏線ポイントの考察
ヴィダによる儀程(グプナ)が出てきたこと、自分たちも食べるためには他の生き物を殺さないといけないことに気が付いたこと
見る方を変えたら、自分たちも同じことをしなければならないのだと、この世は弱肉強食だと改めて思い知らされたこと。そこで「何でも無い」とソンジュに答えたときのエマの表情が気になります。
狩りをする、最低限の生きていくための知識を得ることで、物事の考え方が少し変わったのかな?と言った印象を受けます。
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約束のネバーランド48話感想
この世は世知辛く弱肉強食だと思い知らされた49話でしたが
ネット上での感想はどうだったのでしょうか?一部ご紹介しますね!
今週の約束のネバーランド、とても良かった。
鬼に食べられたくない。でもエマたちだって生き物の命を奪って食べなければ生きていけない。
エマの笑顔が悲しげだったけど、最後のレイに救われた気がする。— りんだクン (@pigeru) 2017年7月31日
レイはどこまでもいい男で癒やしです。きっと何も言わなくても察しているんだろうなと思うと本当に、「ミスター万能」ですよね。
今週の約束のネバーランド、動物を狩って食べる話なのですが、元々鬼に食べられる恐怖から逃げている作品だっただけに、物凄い深みがある……。
— 道端の石 (@T3hNDdg3aB0ckD2) 2017年7月31日
本当、それに同意です。なんとも言えない気持ちになります。深い…
今週の約束のネバーランド読んで、あの死んだ時に胸に花が刺さるのが演出とか比喩表現じゃなくて、本当に花が刺さってたんだと知って困惑している。
— 水口 調律 (@mizuguta) 2017年7月31日
成程、漫画敵表現だと考えていた意見もあるのですね。確かに…
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週刊少年ジャンプ2017年35号の掲載順をご紹介
35号はこのような掲載順になっていました。
上から
・ハイキュー!!(巻頭カラー)
・ブラッククローバー
・僕のヒーローアカデミア
・僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!(出張読切)
・鬼滅の刃
・Dr.STONE
・HUNTER×HUNTER
・移ろう時の中で(読み切り)
・火ノ丸相撲(センターカラー)
・ぼくたちは勉強ができない
・銀魂
・食戟のソーマ(センターカラー)
・約束のネバーランド
・クロスアカウント
・青春兵器ナンバーワン
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・シューダン!
・斉木楠雄のΨ難
・ROBOT×LASERBEAM
・腹ペコのマリー
・磯部磯兵衛物語
作者コメント欄
で、21作品になっています。
『約束のネバーランド』今週の掲載順番は13番目、前回の話が少々箸休め回みたいな感じでしたので、多少下がるのは仕方ない感じはしました。
ここ5週の掲載順番は『13番、2番、4番、9番、7番(最新号から)』ですので、平均は変わらず5番になっています。
まとめ
世の中の真理を痛感してしまった49話でしたね。きっと本で知識はあったでしょうが、全て整えられていた箱庭にいたのだから、実感できなくて当然です。
ヴィダを知り、鬼の社会での儀程(グプナ)の意味合いも知り、兄弟達が苦しまないで召されたのではないかとソンジュの言葉に思いやりを感じます。
人間も、鬼もそう変わりは無いのでは無いでしょうか、皆、生きるために食べているのだから。そんな風にも思わせる49話です。
もうすぐ森を抜けて、ソンジュとムジカともお別れになってしまうのはさみしいですが、無事に目的地までたどりついてほしいが、そうは問屋が卸さないのだろうな~とワキワキしてしまいます。次週も楽しみです。
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